2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

磁気

A:「角運動量K3は、mγVにRを掛けたもので、V=R・Ωだから、K3=mγR^2Ωと書ける。」 C:「V=cの場合、P0=mγcとして、K3=R・P0になるから、K3=1、つまりh/2πだとするとこうなる(*1)。」 A:「β=1だと、ローレンツ短縮…

2周

C:「量子力学の場合、φに位相因子がかかってくるのを知ってるかな?」 A:「位相因子のことは以前に出てきたよ(*1)。」 C:「君のお好きなローレンツ変換の場合、光速一定の式は (X’μ)^2|φ’>=exp(iδ)(Xμ)^2|φ>で、 |φ’>=exp(iδ)|φ>だ…

螺旋

A:「こんにちは。金貨の分析結果を教えてくれない?」 C:「君はこの件に首を突っ込まない方がいい。」 A:「贋金ってこと?」 C:「知ってるなら、尚更だ。 ところで君は今、何の計算をしてるのかな。」 A:「角運動量。」 C:「ちょっと、そのノー…

A:「水を差すようで悪いんだけど、スローな世界には興味がないんだ。 H=√((Pc)^2+(mc^2)^2)にしないと。」 G:「相変わらず、手間のかかるヒトね。自分でやりなさい。」 A:「そうする(*1)。 [K3,H]=i(dK3/dt)=0で、K3は時…

保存

G:「こんなことやってても、話が前に進まないわ。」 A:「着実な道が一番の近道なんだよ。」 G:「外野も少なくなるし・・・。」 A:「周りには誰もいないけど。」 G:「このスクリーンの壁の向こうにいるから見えないのよ。」 A:「ところで、K3(…

角速度

A:「気になってたんだけど、6元角運動量の「6元」って何のこと?」 G:「そうか、君はまだ1元数しか知らないんだ。」 A:「1元数?」 G:「X1I1+X1I2は2元数よ。I1=1とI2=iとして複素数Z=X1+iX2を使って、角速度の計算でもやってみ…

検索

A:「4元角運動量をネットで調べてみるかな。 検索エンジンに入力して・・・、 あれ、出てこないな。 角運動量は3次元ではベクトルだけど、4次元ではテンソルだから、「4元」なんてコトバは要らないんじゃないのかな。」 S:「何を検索してるの?」 A…

公式

G:「公式は見つかった?」 A:「なんとかね(*1)。」 G:「なかなかやるじゃないの。」 A:「クロネッカーのデルタ記号を使ったんだ(*2)。 多少計算して、憶えやすいように符号を工夫した。」 G:「それで使ってみたの?」 A:「勿論、公式とし…

テンソル

A:「6元角運動量Lの成分は6個あって、15通りの交換関係を計算してるんだけど、まだ1つしかやってない。」 G:「角運動量Lμνはベクトルではなく、反対称テンソルよ。」 A:「反対称テンソル?」 G:「反対称というのは、μとνを入れ替えると符号が…

紹介

S:「この間話してた人を紹介するわね。」 A,T:「!」 S:「どうしたの? ふたりとも。」 A:「こいつなら、知ってるよ。」 T:「君にこいつと呼ばれるイワレはない。」 A:「こんな奴と付き合ってるの?」 S:「たまたま家庭教師だったのよ。」 …

ゆとり

S:「そろそろ受験準備をしないといけないんじゃないの?」 A:「わかってるけど、イマイチ気合が入らないんだ。」 S:「この前チラシで見た無名塾にでも通ったらどう?」 A:「なんかパッとしないな。」 S:「家庭教師を雇うほどのゆとり教育は期待で…

組み合わせ

A:「6元角運動量はLμν=−Lνμだから、4次元軸のうち2つを選ぶ組み合わせ(4C2)は6通りか。 ということはLμνの交換関係を全部計算するための組み合わせ(6C2)は15通りもある。こりゃ大変だ。」 (休憩) A:「とりあえず、L12とL31でやってみ…

表面

G:「気になることって何?」 C:「分析の結果はこの紙に書いてあるけど、年代測定から18世紀中ごろに造られたモノと判ったんだ。」 G:「それで?」 C:「刻印などを手掛かりに調べてみると、17世紀終わりに英国で使用されていたらしい。」 G:「…

モーメント

A:「3次元角運動量Kjの時間変化は、XとFのベクトル積から計算できる。」 G:「力のモーメントと呼んでるものよ。 回転中心を基準として回す力の作用で角運動量Kjが変化するのよ。 A:「L0jの3つは何なの?」 G:「6元角運動量の成分。L01の運…

角運動量

G:「例のモノについて何か分かった?」 C:「アインスタイニウムは検出されなかったよ。」 G:「他には?」 C:「ちょっと気になることがあるんだ。」 G:「何?」 C:「あとで詳しく話すよ。」 A:「こんちは!」 C:「また君か。」 A:「ただの…