Ａ：「ここから見える星の速さｖは、遠いほど大きくなるらしいよ。」 僕から見た星までの距離をｘとして、比例係数をＨとすると、ｖ＝Ｈ・ｘとなる。 宇宙に時間が誕生したときから現在までの時間をｔとして、Ｈ・ｔ＝１とすると、君の座標では、ｖ’＝Ｈ’・…

Ａ：「君の素性を調べるために、計算してみたんだ。」 Ｂ：「何を計算したの？」 Ａ：「君のくれたヒントをもとに僕が計算した結果によると、君はこの星から約１７光年のところにある星か宇宙船で生まれたことになる。」 Ｂ：「なかなかいい線だね。」 Ａ：…

Ａ：「この世界の何もかもが計算できたとして、果たして本当に理解したことになるのかな？」 Ｂ：「公式の使い方だけを知っていれば、答えは出せるけど、 そんなことは、あまり役に立たないと思うよ。」 Ａ：「理解するには何をすればいいか、ってことが問題…

Ａ：「せっかく、計算結果が出たんだから使ってみようよ。」 Ｂ：「では、Θ1とΘ2をゼロにすると、どうなるかな？」 Ａ：「sinΘ1'／sinΘ2'の分子の√内は １＋（１−β^2）・(ｖ2／Ｖ)^2になる。」 Ｂ：「分母の√内も同様に、１＋（１−β^2）・(ｖ1／Ｖ)^2だね。…

Ａ：「昨日は、光の屈折を計算してみたよ。 僕の座標でｘｚ平面を境界にして、ｙ軸の上側から光が入射して、ｙ軸の下側へ透過する場合を想定する。 境界面の上側の範囲で屈折率をｎ1、下側の範囲で屈折率をｎ2として、 ｙ軸に対してなす入射角をΘ1、屈折角を…

Ａ：「真空の屈折率を１と決めてるみたいだけど、光を伝える正体が何なのかピントこないんだ。」 Ｂ：「光を伝えるものを昔はエーテルと呼んでたらしいよ。」 Ａ：「君がエーテルに乗って速さＶで移動しているとして、君からみた光の速さをｃ／ｎとする。エ…