角運動量

G:「例のモノについて何か分かった?」
C:「アインスタイニウムは検出されなかったよ。」
G:「他には?」
C:「ちょっと気になることがあるんだ。」
G:「何?」
C:「あとで詳しく話すよ。」
A:「こんちは!」
C:「また君か。」
A:「ただの金貨じゃないの?」
G:「そうかも知れないけど。」
A:「僕はその間に、Xμ(μσ)とPν(σν)からベクトル積を計算してたんだ(*1)。」
G:「それは角運動量よ。」
A:「角運動量?」
G:「回転の運動量のこと。
   L12の運動方程式はこうなるわ(*2)。」
A:「4元力fμ(=dPμ/dτ)で表すとこうなる(*3)。」
G:「L23とL31もやってみてね。」
A:「いわれるまでもない。」
G:「L12=K3,L23=K1,L31=K2 とおくと、こんな感じ(*4)。
   Xは3次元位置ベクトルで、Fは3次元力ベクトル。」
   

(*1)
Xμ(μσ)・Pν(σν)
−(XμPμ)σ0
=L0jσj
  +i(L23σ1+L31σ2+L12σ3)

(*2)
 i(dL12)/dt=[X1P2−X2P1,H]
         =[X1,H]P2−[X2,H]P1
+X1[P2,H]−X2[P2,H]
         =i(P1P2−P2P1)/(mγ)
          +i(X1(dP2/dt)−X2(dP1/dt))
(*3)
 (dL12)/dτ=X1f2ーX2f1
 
 (dL23)/dτ=X2f3ーX3f2
 (dL31)/dτ=X3f1ーX1f3


(*4)
 (dK/dt)j=(X × F)j