ラベンダー

G:「こんちには。久しぶりね。」
A:「今日はどの時代から来たのかな。」
G:「平安時代よ。」
A:「(不思議なことを言う人だ。)
   どうやってタイムスリップするの?」
G:「ラベンダーの香りを嗅ぐのよ。」
A:「じゃ、トイレに入ると君はいつもいなくなるのか。
   僕はラベンダーの匂いをずっとトイレの匂いだと思い込んでたんだ。」
G:「まったく、あなたにはデリカシーというものが感じられないわね。」
A:「そのセリフは昔聞いたことがあるよ。どの時代から仕入れてきたの?」
G:「ところで、例の宇宙人は転校したようね。」
A:「あぁ、いき先も告げずに。」
G:「あのての輩とは関わらない方がいいって忠告しておいたのに。
   大分痛い目にあったみたいだから、もう分かったでしょ。」
A:「そのことをどうして知ってるの?」
G:「まだ分かってないようね。わたしは時を駆ける少女なの。」