A:「ことわざに「色男、金と力は無かりけり」っていうのがあるけど、力っていったい何?」
B:「ある物に、その速度の変化を与える力は、質量に加速度を掛けることで計算できるってのが、リンゴの好きなニュートンの理論だよ。」
A:「質量が大きいほど、押すのに力が要るのは分かるよ。
   ほら、こうやって地球を押しても、ちっとも動かないから。」
B:「ニュートンの時代には大して力の出るものはなかったけれど、
   1945年からは強大な力の存在が世界に示されたから、
   そう簡単ではなくなってしまったんだ。」
A:「問題を力だけで解決しようとするやり方には、決して同意できないよ。」
B:「同感だ。」
A:「僕の場合、色男ではないから、
   金の力に頼る以外に方法はないと思うな。」
B:「全く、きみっていうおヒトは・・・。」