パンダ

G:「今日は初めてパンダが見られるのよ。」
A:「それでこんなに行列ができてるのか。」
G:「日中友好の証としてカンカンとランランが贈られたのよ。この国の子供たちが目を白黒させて見てるくらいだから、中国政府の目論見は成功ね。」
A:「僕らにとっては特に珍しい生き物ではないでしょう。」
G:「だから君の頭は計算のせいでコチコチなのよ。もっと行動しないと何も見えて来ないわよ。」
A:「君には何が見えてるの?」
G:「この世界の現実そのもの。壁を取り去って心の眼で見るの。」
 
(時間経過)
 
A:「ほんのちょっとしか見れなかったよ。」
G:「だから、行動しないと何も見えて来ないの。」
A:「今度はもう少し過去にいってみようよ。」
G:「それじゃ、1969年12月31日にしよう。」
A:「大晦日だ。」